01 / STORY
だから私が、
あなたを証明しよう。
白日の届かぬ聖堂の深奥で、幾千の時に沈む亡骸が静かに眠っていた。
もはや言葉を交わす術は無いだろう。
然れども、朽ちた身は直向きに存在を示し、灰被りの手記が雄弁に物語を再演する。
その見知らぬ生涯に想いを馳せ、憶えの無い懐旧の情に温もりを感じる。
誰に知られるでもなく、何に報われるでもなく。
遍く物語を終へと手引いても。
あなたの――否、"私達"の物語は未だ終わりを知らない。
だから私が、あなたを証明しよう。
例えその祈りが、もうあなた自身には届かないのだとしても。
Project Remulia 6th Act "VIOLAINE"

