その息遣いが、この大気の下に在ることを信じて。
その威厳を失い、変わり果てた姿になろうとも。
ここは私たちの大切な場所であり、そしていつか帰るべき場所。
今ひとたびの再興を思い描き、"呪い"を背負う貴女の姿を追い求める。
死してもなお逃れられぬ呪いと共にあるという貴女を。
その息遣いが、この大気の下に在ることを信じて。
01. Thaleia
02. Alma Intacta
Tr.1 Thaleia
Compose/Arrangement/Lyrics: satella
Vocal: 藍月なくる
君が辿った 道標踏みしめて
霞む視界を 描き直していた
ここから 始めよう
枯れ果てた空を塗り変えるよ
芽吹いた花の色彩(いろ)が
望んだものじゃないとしても
怖くないよ
蒼の果てへ 何度だって目指すよ
彼方まで奏でて 希いの言葉(アリア)
終わらない 終わらせない 未来へ
ああ 夢ならば 消えてしまわないように
交差する軌道へ 導いて
この手を 離さないでね
世界の(煌めきを)
君に伝えよう
またいつか
君が遺した 追想の灯火は
知らない場所で 鮮やかに華やぐ
これから 始めよう
失った空を映し出すよ
いつか振り返る日が
またあるのだと思えば
もう一度 求めるなら
もう一度 焦がれるなら
ああ
もう一度 信じたい
例え 世界が貴女を忘れても
私が 貴女を詠い続けるから
だから ずっと笑っていてね
最後まで届けて 想いの言葉(アリア)
綴った物語は 未来へ
ああ 叶うなら どうか会えますように
軌跡を 紡いでみるよ
奏でて 希いの言葉(アリア)
終わらない 終わらせない 未来へ
ああ 今だけは 泣いてしまわないように
交差する軌道へ 導いて
この手を 繋いでいてね
幸せの花束を 境界線上に浮かべて
もう一度 開く路を歩くよ
Tr.2 Alma Intacta
Compose/Arrangement/Lyrics: satella
Vocal: Sennzai
ありふれた瞬間(とき)さえ
今は遠く遠く
細波に消えた その姿を見届けて
美しい夢を 常闇に染めた
糾える幻想と 解かれる現実で
貴女の声だけを聞いて さあ示せ
導くその手を引いて 不確かな路を照らそう
(明日を望んで)
この身朽ち果てるまで
終わりのない自由なら
歩き出そう 誰も知らない虚の先へ
誰でもいいのだと
代わりは居るのだと
重なる骸に 憐れみを投げ棄てて
巡り、奔り、語り
息遣いを辿り
呪いと呼ばれた その姿を追いかけて(出会いを)
新しい夢の続きを(手繰り寄せて)
望まない未来だとしても
ああ
生きていると
ただ在るのだと
感じていたいと願う
手向けの花を咲かせて もう一度路を照らそう
(未来望んで)
灯火潰えるまで
ありのままで居たいなら
もう一度詩を奏でよう
(空白を満たしてほしいと)
導くその手を引いて 不確かな路を照らそう
(明日を望んで)
この身朽ち果てるまで
終わりのない自由なら
始めよう 果ての扉を
再び開いて