私達だけの物語を始めよう。
これは幾千年にも渡る物語の、ほんの切れ端に過ぎないのかもしれない。
未来への供犠として、不可知の闇に葬られるのかもしれない。
それでも意味が在るのだと、名も無き挽歌は悠く鳴り響き、頽れた者たちの夢を視る。
かつての”彼女たち”が、そうしてきたように。
1 |
satella & Feryquitous feat.棗いつき |
Aetherion |
2 |
satella |
A Place to Call Home |
3 |
satella feat.Risa Yuzuki |
Mag Mell |
Tr.1 Aetherion
Compose/Arrangement/Lyrics: satella & Feryquitous
Vocal: 棗いつき
交わった点と線 運命の影が伸び切って
1つとなる
背負い込んだ重さは 見知らぬ誰かの為のものなの?
眠りを知らぬ言葉 それは彼の者への弔いか
斎戒を追っている 孤独な春汀を纏う
託されているもの
波打つ記憶は彼方 輝くもの
誰かが名を呼んでいたから(掠む声で)
今なら紡げる 証の為に(誰のために?)
誓いの塔の鐘が鳴ってしまう(連れて行くの)
震えている(私の)
両手を支えてくれるなら―
連なった記憶に 見知らぬ誰かの声が響いた
ここに集う意味は きっと何にも変え難いもので
「再会を願っている。君なら大丈夫。」
凱風 金色の髪を浚う
暁は孤独を抜け出した
謳う 託された者達
波打つ記憶は彼方 輝くのは
誰かが名を呼んでいるなら(掠む声で)
きっと待っている 遺される事(誰のために)
誓いの塔の鐘は止んでいた(連れて行くの)
震えている(私の)
背中を押してくれた
ここまで 形を成した心(景色は今)
見つめるその先に靡くものが(広がっていく)
きっと私をこの地に導いて(連れて行って)
笑顔で(笑顔で)
繋がった意味を確かめたい
Tr.3 Mag Mell
Compose/Arrangement/Lyrics: satella
Vocal: Risa Yuzuki
時の幽明に 涸れた銘を並べ
意味があるのだと 解(こたえ)を求めて
言葉無き声を 見届けた
贖いの詠を口遊む
カタチだけの仕草に 意味はあるの?
花標の導きを感じて
(導きを感じて)
綴られた物語のように
語り部を求めては 嘘じゃないと
確かめてほしいと願う
さあ、受け入れて―
夢の端境で 咲いた幻想に
意味は無いのだと 応(こたえ)を捧げて
寄す処無き声を 見送った
穢れた指先を重ねて
繕いだけの独白(こたえ)に 花を添えた
瑠璃色の蕾は悠く流れて
(悠く悠く流れて)
やがて水滌ぎ赦され灰となり
薄氷(うすらい)の渡し舟に 身を預けて
受け止めてほしいと願う
さあ、還りましょう―