明日を殺し、未来に祈りを捧ぐ
貴方の世界に続きは無い。
その今際の刻みを少しずつ、手繰り寄せてゆく。
寄る辺なき願いの灯火を、そっと優しく掬い上げた。
この旅路を詠う物語は、いつか再び廻り始める。
今日から此処が、私達の世界になる。
01. Thophia
02. Radiance
03. Tempus
04. Minstrelsy
05. Valor
06. Cinder
07. Anima
08. Farewell
Thophia
貴方が微笑む夢を見た
誓いの棘は今も深く胸を刺す
絡み付く刻の檻がまだ
その影を縛り続け 灯火を燻らせる
失くした空の色 朽ちた祈りと願い
掬った微かな煌めきを 消えないように
今 巡り始める物語
夢見た最果てへの 扉を開いて
また 忘れてしまう思い出を
刻んだその景色は 道標 繰り返す
黒き炎を月に翳して
偽りの夢を今もなお映し出す
塞がれた指の隙間から
亡き明日を眺め続け 宵闇へ堕ちてゆく
揺蕩う歌声は その身体を包んで
微睡みの先に零れてく 光の宛ては
今 廻り始める物語
夜明けを告げる鐘が 焉わりを求めて
また 滲んでしまう悲しみを
重ねた時の欠片 空に舞う
今 語り始める物語
貴方の夢の続き 紡がれる言葉
また 背負ってしまう苦しみは
繋がるその旅路へ いつまでも